特色・コース紹介

2024.10.01更新

教育学部の教育目標

教育学部の教育目標は、「教育発達科学の基礎力」、「基礎的応用力」、「知力と熱意」を養成することです。

教育学部の特色

現代ほど、人間の発達・成長をめぐって、困難な問題が出現した時代はありません。本学部は人間の発達・学習・社会化など「人間形成」に関わるさまざまな問題を、いろいろな観点から、理論的・実践的に学ぶことを目的とする学部です。

本学部における研究領域は、小学校から大学にいたる教育の諸問題をはじめ、家庭における子どもの養育・しつけの問題から青少年のカウンセリング、職場における人間関係、国際化と教育・文化の諸問題、生涯にわたる人間形成の問題など、人間社会の全般にわたっています。こうした広範な課題を、個人的視野から国際的視野までいろいろな角度から取り組み、それらの研究成果を総合しながら人間形成に役立てようとする実践研究が行われています。

人間形成の科学を
多彩なコースとカリキュラムで
少人数教育
熱意溢れる学生を歓迎する

教育学部は、入学定員65名の比較的小規模な学部です。この学生数に対して、専任の教員は30数名を擁し、更に外部からの兼任教員も加わって、5つのコースを準備し、斬新なカリキュラムを実施しています。

ますます国際化し、情報化する現代社会において、創造性を生かし、積極的に取り組み、社会をリードできる人材を養成するために、少人数によるフェイス・トゥ・フェイス教育がそれぞれのコースにおいて行われています。教員と学生のコミュニケーションがうまくいっているのも本学部の特徴です。

コース紹介

生涯教育開発

生涯にわたって人が人として生きるために

人間の教育は家庭から始まり、学校、社会を通じて生涯にわたるものです。このコースでは、人間形成と発達の過程を規定するさまざまな文化的・社会的要因について歴史、制度、地域社会、労働、技術などの様相から考えていきます。具体的には、教育社会史、教育行政学、社会教育学、技術・職業教育学といった領域から、アプローチをしていきます。

教育社会史(吉川教授)、教育行政学(石井拓児教授小長井助教*)、社会教育学(河野明日香准教授)、技術・職業教育学、教育福祉学
(注:*を付した教員は、教育学部での卒業論文の指導は担当しない。)

学校教育情報

人の学ぶ楽しさと意味の探究

高度情報化の時代、学校はどのような役割を担い、どのような期待に応えていくべきなのでしょうか。このコースでは、情報化社会における学校教育の過程や構造について、実際の学校生活や学校文化について、参与観察やフィールドスタディを行いながら、人が成長し、その中で意味を求めていく姿をともに考えていきます。具体的には、教育情報学、カリキュラム学、教育経営学、教育方法学、教師発達論などの領域からアプローチをしていきます。

教育情報学 、カリキュラム学(渡邉教授)、教育方法学(柴田教授坂本准教授)、教育経営学(南部教授)、教師発達論(Arani教授草彅講師

国際社会文化

異文化との出会いと自己発見のドラマ

ますます国際化とグローバル化が進展する現代社会。このコースは、異文化に出会い、異文化の人々と語り合い、相互理解を深めたり、同時に自文化を再発見し、自己を見つめ直すことを目的とするプログラムです。具体的には、人間形成学、教育人類学、教育社会学、比較教育学、大学論といった領域から、グローバルなレベルでの人間や教育の問題をいっしょに考えていきましょう。

人間形成学(生澤准教授)、比較教育学(松本麻人教授)、教育人類学(服部教授)、教育社会学(伊藤教授内田教授)、大学論(丸山准教授

心理社会行動

人間の心と行動のダイナミズムをあらゆる角度から解明

私たちは、人をものを、そして何よりも自分自身をどのようにとらえているのでしょうか。このコースは、人間の認知や機能や人格特性について、社会的文化的文脈の中で、科学的にまた数量的に解明していこうというプログラムです。具体的には心理計量学、認知行動学、学習行動学、パーソナリティ発達学、社会行動学、応用行動学などの領域から、探求していきます。 心理社会行動コースは、公認心理師法施行規則が定める学部の指定科目を開講しています。

心理計量学(石井秀宗教授光永准教授)、認知行動学、学習行動学(中谷教授)パーソナリティ発達学(溝川准教授山形准教授)、社会行動学(高井教授五十嵐教授)、応用行動学

発達教育臨床

成長する人間とその生活空間との交点に新たな知と援助が生まれる

人間の発達は、どのようなプロセスをもちどのような仕組みで可能となるのでしょうか。このコースでは、人間の成長と発達について、一方では、誕生から老人にいたるまでの過程から、また他方では、家族・学校・地域・職場といった生活空間の広がりの中から、探求していきます。具体的には、生涯発達心理学、発達援助臨床学、家族発達臨床学、学校臨床心理学などの領域から、アプローチしていきます。発達教育臨床コースは、公認心理師法施行規則が定める学部の指定科目を開講しています。

生涯発達心理学(平石教授)、発達援助臨床学(河野荘子教授田附准教授)、家族発達臨床学(永田教授金子教授狐塚教授)、学校臨床心理学(野村准教授

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