大学院生の活動(博士前期課程)

学位の種類

本専攻では、前期課程を修了すると修士の学位が、名古屋大学学位規程に基づいて授与されます。

修士論文

前期課程に入学すると、まず指導教員を決定します。この指導教員の助言のもとで学習・研究を開始するわけですが、最も大切なことは院生自身の学習・研究に対する熱意です。2年生の6月末頃までにある程度の結果を得ている事が望ましいと言えます。そして、2年生の1月中旬に論文を提出します。口述試験の結果と合わせて論文の合否が決定されます。最近の修士論文のテーマには次のようなものがあります。

  • 課題価値の教授が学習者の動機づけと学習行動に及ぼす効果
  • Feelings of belongingness: Perceived Closeness in interpersonal relationships and evaluation of out-groups
  • 完全主義と選択的注意との関連の検討―ドット・プローブ課題を用いて―
  • 感謝・負債感の喚起要因の弁別-間接互恵性の促進に基づく検討-
  • Why do people experience loneliness when using social media? Re-evaluation and expansion of the cognitive discrepancy model of loneliness in East Asian context
  • 子どものテスト不安を軽減する学力テストの開発-項目応答理論に基づく得点のフィードバック効果検証-
  • 援助要請の回避はなぜ起こるのか-資源配分の公正と他者の意思決定機会との関連から-
  • 文章中のキーセンテンスが錯乱枝の選ばれ方に及ぼす影響-英語文章読解テストを用いた実証的検討-
  • 認知された教授者の動機づけが学習者へ伝達するプロセスに関する研究-学習者の期待形成に着目した検討-
  • 共通点発見課題を用いた創造的アイデア生成プロセスの検討
  • 滑稽に見えること/滑稽であること-反復呈示、及び感情誤帰属手続きの応用による検討-
  • 集団意思決定における勢力者の存在が沈黙に与える影響-協力的な動機に着目して-
  • Effect of Imagined Contact on Reducing Prejudice Toward Korean and Chinese in Japan
  • 「将来世代のために」は持続可能性に寄与する意思決定を促進し得るか-将来世代に対する「人間らしさ」認知に着目して-
  • 青年期において死について考えることが時間的態度に及ぼす影響―効果に影響を及ぼす要因の検討―
  • 娘・嫁介護者が親に対して抱く感情に影響する環境要因―親の行動、家族および介護医療サービスのサポートに着目して―
  • がん患者への家族の援助行動―他の家族成員からの影響に着目して―
  • 働く男性のサービスギャップに関する一研究―男性役割と職場風土に着目して―
  • 患者の死を経験した臨床心理士の心理的体験
  • スクールカウンセリングにおける学校コミュニティの見立てと連携支援のプロセス-いじめに関する相談を受けたスクールカウンセラーの語りから-
  • 自閉症スペクトラムと注意機能-社会的ストレスを考慮して-
  • 医療事故裁判外紛争処理における手続き的公正評価と結果評価の関係性についての検討
  • 母親から子どもへのボンディング形成に関する研究-リスク要因及び乳児の泣き声に対する反応に着目して-
  • 自閉スペクトラム症者の就労に至るまでのプロセスに関する研究-自閉スペクトラム症者の保護者への半構造化面接を通して-
  • 大学生における目標断念・再設定が精神的健康に及ぼす影響
  • 友人関係の質及び友人関係に対する動機づけの発達段階における差異の検討-定型発達児及びASD児を対象として-
  • 大学生の「キレ」のプロセスに関する検討-アレキシサイミア,家庭内でのコミュニケーション,キレ衝動,怒り感情からの検討-
  • 小中学生のバウムテストに関する研究-年齢による特徴および抑うつ傾向との関連を中心に-
  • 大学生が相談を抑制する要因の検討-相談したくてもしない場合に着目して-
  • 強迫症状に対する家族の共感的な関わりが“Family Accommodation”に与える影響
  • 音楽聴取による悲しみの緩和-反すう特性と時間経過に着目して-
  • 母親の内的作業モデルが子どものネガティブな情動の読み取りと応答に与える影響
  • 宗教信仰の家族内継承プロセスにおける心理的変容-クリスチャンホーム出身者の語りに着目して-
  • 中学生のスクールカウンセラーに対する援助要請態度が援助要請行動プロセスに与える影響
  • 制御焦点と認知的感情制御が後悔及び適応的機能に及ぼす影響
  • 援助要請を行わない小学校教師に対する管理職のアプローチに関する検討
  • 児童養護施設入所児の代理養育者との愛着形成プロセス-幼児の愛着行動と代理養育者のかかわりの関連に着目して-
  • がん患者遺族の家族機能の変容プロセス-家族成員の情緒的安定に焦点をあてて-

論文提出者の声

Alexander Navarro(行動系/修士)

To everyone thinking about writing a master’s thesis

鹿島 千咲(臨床系/修士)

修士論文を執筆する中で気づいたこと

森川 華帆(行動系/修士)

修士論文を書き終えて

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