教員・研究紹介
講師:秋永 沙穂
AKINAGA, Saho

研究内容:
専門領域は西洋教育史、とくに近代フランスにおける女子中等教育史です。フランス南西部に位置する商業都市ボルドーを対象に、その設立・運営のあり方に関心を持って研究に取り組んでいます。商業都市に生き、実際にそこで学んだ女性たちが教育に何を求めていたのか、あるいは地域や家庭が女性や学校教育に何を期待し、どのように関わっていたのかについて問いながら、国家、宗教、ジェンダー、社会階層が複雑に関わり合うなかで形づくられた女子中等教育の実相を明らかにしたいと考えています。
主要論文・著書
- 「第三共和政前期女子中等教育における歴史教育の開始―歴史の『女性化』の提唱とそれへの批判をめぐって―」『フランス教育学会紀要』第35号、2023年、97-110頁。(単著)
- 「第三共和政期フランスにおける女子中等教育思想―カミーユ・セーによるユニヴェルシテ批判にみる複数のライシテ―」『教育学研究』第92巻第1号、2025年、14-26頁。(単著)
- 「第三共和政期ボルドーにおける女子リセ(Lycée Camille-Jullian, 1883~)の設立過程」『日本の教育史学』第68集、2025年、48-60頁。(単著)
- 「19世紀末~20世紀初頭ボルドーにおける女子中等教育の地域的基盤―ボルドー・フィロマティック協会による講座開設/教師派遣に着目して―」『フランス教育学会紀要』第38号、2026年、39-52頁。(単著)
- 「1890年代フランス・ボルドーにおける女子リセの学校運営―生徒数減少の問題化とそれへの対応をめぐって―」『日仏教育学会年報』第33号、51-63頁。(単著)