教員・研究紹介

教授:金子 一史

KANEKO, Hitoshi 名古屋大学大学院教育発達科学研究科 博士(教育学)

現在は、以下のテーマに取り組んでいます。1つめは、母親から乳児への絆(Bonding)に関する妊娠期からの縦断研究です。産後に子育てに困難を抱えている養育者に対して、どのような援助が効果的なのか、総合病院産科および市町村保健センターと協同して、追跡研究を行っています。
2つめは、児童期青年期のメンタルヘルスに関する国際共同研究です。自傷行為やいじめなどの児童青年期の心理的問題とその関連要因について、フィンランドTurku大学のSourander教授と共に、世界17ヶ国の研究者とのグループ The Euroasian Child and Adolescent Mental Health Study (ECAMHS)を結成して、国際共同比較研究を行っています。

よろしければ、リンク先の研究室のWebサイトもご覧下さい。

主要論文

  1. Mori Y, Sourander A, Mishina K, Ståhlberg T, Klomek AB, Kolaitis G, Kaneko H, Li LP, Huong MN, Praharaj SK, Kyrrestad H, Lempinen L, Heinonen E. Unmet need for mental health care among adolescents in Asia and Europe. European Child and Adolescent Psychiatry. Early Access, 2024.
  2. 金子一史・牧野裕也・小平雅基・今村扶美・岡田智・桑野恵介・中里容子・福田理尋・大賀 肇・吉川徹・本多奈美 児童青年期のメンタルヘルスケアに従事する心理士の業務実態―日本児童青年精神医学会における心理職会員への動向調査より 児童青年精神医学とその近接領域,65,印刷中, 2024年
  3. Zhang X, Slobodskaya HR, Kaneko H. Adolescent mental health in Japan and Russia: The role of body image, bullying victimisation and school environment. International Journal of Psychology, 59(1), 64–73. 2024.
  4. 諸岡由依・小花和 Wright 尚子・金子一史 乳児への歌いかけと母親の育児自己効力感およびボンディングとの関連 ―歌いかけへの評価に注目して 家族心理学研究,36(2),143–154,2023年
  5. Nakano M, Sourander A, Luntamo T, Chudal R, Skokauskas N, Kaneko H. Early risk factors for postpartum depression: A longitudinal Japanese population -based study. Journal of Affective Disorders, 269, 148–153, 2020.

一覧へ戻る

ページ先頭へ戻る