教員・研究紹介

特任助教:朱 誉

ZHU Yu (名古屋大学大学院教育発達科学研究科)

教育工学・教育方法学・学習科学の視点から、授業の逐語記録に基づく授業分析に取り組んでいます。これまでに、授業内の発言のテーマ関連性やトピックの遷移を可視化する分析ツールを開発し、実際の授業記録への適用を通して、授業構造や学習者の思考過程を明らかにしてきました。また、テキストマイニングやネットワーク分析を用いて、発言相互の関係や話題の変化を構造的に捉える授業分析方法を提案してきました。

近年は、AIを活用した授業分析の方法論的展開に取り組んでいます。大規模言語モデル(LLM)を含む自然言語処理技術を用いて、授業記録における発言や話題を分類・抽出し、それらの関係や変化を多面的に分析する方法を構築しています。特に、授業の中心的展開から周辺化される発言や、継続的な議論へと展開しない話題に着目し、それらがどのような授業内相互作用の中で生起し、学習過程を読み解くうえでどのような意味を持つのかを明らかにすることを目指しています。あわせて、データサイエンス教育およびAI教育に関する教育実践にも取り組んでいます。

主要業績

  • 朱誉(2025)授業における発言のテーマ関連性を可視化するツールの開発とその適用.名古屋大学大学院教育発達科学研究科紀要. 教育科学 72(01), 55-67.(査読有り、筆頭著者・最終著者・責任著者)
  • 朱誉, 笠井俊信(2020)主権者の為のメディア・情報・リテラシールーブリックの開発研究:日本人の大学生を対象に.日本教育工学会研究報告集,20(3), pp. 117-124.(筆頭著者・最終著者・責任著者)
  • Yu ZHU, Masanobu Sakamoto(2026)Student Voice in Lesson Study: Giving Students a Say (Part IV, 13.). Routledge. ISBN: 9781041041122.(分担執筆)

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