教員・研究紹介
教授:中谷 素之
NAKAYA, Motoyuki 名古屋大学大学院教育学研究科 博士(心理学)
教育心理学、特に児童・生徒・学生の動機づけ過程、および動機づけを支える環境(教室環境・文化的環境)を専門とする。
単なる知的活動としてのみ学習をとらえるのではなく、社会的・文脈的に構築される学習や動機づけのメカニズムに興味をもつ。
キーワードとして、①教室環境(教師・友人)②ピア・ラーニング(子どもどうしの学びあい過程)③自律的学習・自己調整学習という切り口から、複数の研究法を組み合わせ、実証的にアプローチしている。
主要論文・著書
- ピア・ラーニング 学びあいの心理学 金子書房 2013(編著)
- 自己調整学習 理論と実践の新たな展開へ 北大路書房 2012 (共著)
- 自己調整学習の多様な展開 福村出版 2019(監訳)
- やる気をひきだす教師 学習動機づけの心理学 2011(監訳)
- 学ぶ意欲を育む人間関係づくり 金子書房 2007 (編著)
- 社会的責任目標と学業達成過程 風間書房 2006 (単著)
- Contextual attributes promote or hinder self-regulated learning: A qualitative study contrasting rural physicians with undergraduate learners in Japan. Medical Teacher.2017 DOI: https://doi.org/10.1080/0142159X.2017.1406074(共著)
- A Multilevel Analysis of Classroom Goal Structures’ Effects on Intrisic Motivation and Peer Modeling: Teachers’ Promoting Interaction as a Classroom Level Mediator. Psychology, Vol.4, 629-637. 2013(共著)