教員・研究紹介

助教:小長井 晶子

KONAGAI, Akiko(名古屋大学大学院)修士(教育学)

専門領域は教育行政学です。近年、子どもの貧困が社会問題として注目されるなかで、子どもの教育と福祉を両方を保障することが必要であるという認識が広まりつつあります。そこでいう教育と福祉とはどういう関係にあるのか、その両者はどうやって保障できるのか、ということに関心をもっています。具体的には、主に就学奨励制度を対象として、戦後日本における教育行政・制度と福祉行政・制度との関係及び教育と福祉の権利保障の実態を明らかにしたいと考えています。

主要論文・著書

  1. 「就学援助制度の活用に向けて−お金の心配なく学校生活を送ってもらうために」吉住隆弘・川口洋誉・鈴木晶子編『子どもの貧困と地域の連携・協働—<学校とのつながり>から考える支援』明石書店、2019年、pp.36-52
  2. 「新生活保護成立前における文部省の就学奨励構想–義務教育無償制及び生活保護制度との関係を中心に–」『日本教育行政学会年報』第44号、2018年、pp.122-138
  3. 「障害のある児童生徒に対する就学奨励制度の教育法学的検討—障害と経済的困窮に起因する特別ニーズに着目して—」『日本教育法学会年報』第49号、2020年、pp.175-183

一覧へ戻る

ページ先頭へ戻る