活躍する卒業生

松田 綾乃

2017年度卒業 心理コース社会心理学専攻

現職:コピーライター(博報堂)

子どもの頃、周りの人とうまく話せなかった経験から、人の心の動きやコミュニケーションについて興味を持ち、心理学系の学部を志望しました。

学部・大学院ではどんなことを学びましたか?

認知心理学、社会心理学などを学びました。卒業論文に選んだテーマは「孤独感と人間関係」についてです。孤独感を低減するためにどのようなネットワークが理想的なのかを、現実の人間関係と、SNSなどのインターネット上の人間関係の両面から考察しました。

学部・大学院での学びで一番印象深かったことを教えてください

名古屋大学教育学部の先生方は、個人の興味・関心にとても寄り添ってくれるので、学生は皆、好奇心の赴くまま自由に研究をしていました。同級生とお酒を飲みながら、研究テーマについて語り合う時間がとても楽しかったことが印象に残っています。

現在の仕事について教えてください

博報堂という広告会社でコピーライターをしています。コピーライターというのは、ポスターに使われるキャッチコピーや、CMのナレーションなどを書く仕事ですが、社会の変化に伴って、その領域はどんどん広がっています。商品やサービスの目指すべき姿を言語化したり、企業で働く人たちのモチベーションを上げる合言葉を考えたりなど、言葉を使ってあらゆるコミュニケーションを設計しています。

大学での経験は仕事で生かされていますか?

教育学部を出てコピーライターというキャリアは意外に思えるかもしれませんが、人の心の動きについて調査結果などを参考にしながら仮説を立て、それを言葉に落としていくという仕事の過程は、心理学研究に似ている部分がかなりあると感じます。人の心についてあらゆる角度から学び、考えた経験が、今の仕事に活かされていると思います。

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