活躍する卒業生
今瀬 美里
2019年3月 教育学部卒業
現職:ベネッセ
大学ではどんなことを学びましたか?
私が名古屋大学教育学部で学んだことは、「ものごとを多角的に考える」ということです。私は、子どもたちが学びの楽しさに気づいてほしい、と強く思い、その課題意識を直接プレゼンすることのできる公募制推薦で受験しました。しかし、入学当時の私は視野が狭く、教育をこれまでの自分の知識や経験からしか考えることができていませんでした。学部4年間での中で、教育や心理といった幅広い分野を学んだこと、授業で学部の仲間と議論したこと、教育方法学研究室で行っている宮崎小学校での研究授業で子どもたちの発言や行動にじっくり向き合い、考察したことなどで、これまでの思い込みから一歩立ち止まり、さまざまな視点から深く考えるという姿勢を学ぶことができたと思います。また、所属していないコースや研究室の先生がたや大学院生の先輩がたが、私の興味のありそうな文献を紹介してくださったり、留学の応援をしてくださったりと、さらに学びを広げるきっかけを作ってくださったことにも、とても感謝しています。今でも定期的に会って刺激をもらえる学部の友人もたくさんいることもうれしく、学部の規模が小さいことは、名古屋大学教育学部の大きな魅力の一つです。
現在の仕事について教えてください
今、私は教育関係の出版社で、サービスを企画、運営する仕事をしています。教育分野について学べたことはもちろん、さまざまな角度からひとつのものごとを考えることも、仕事につながっていると感じます。また、子どもたちに学びの楽しさに気づいてほしいというテーマをこれからも考えていこうと現在も学びを続けていますが、名古屋大学教育学部での4年間があったからこそだと感じています。
周りの人とのつながりを大切に、さまざまな経験をしながら、名古屋大学教育学部で充実した学生生活を送られることを、心より応援しています。