活躍する卒業生

服部 可奈子

教育学部卒業

私は高校時代にカナダでホームステイをした経験から、国際社会文化コースでさらに世界の教育について学びたいと考え入学しました。しかし最終的には生涯教育開発コースという別のコースで、子どもの権利について研究することとなりました。
これには、2つのきっかけがあります。
1点目は名古屋大学教育学部のカリキュラムです。1、2年次に学部教養科目では教育学系と心理学系の授業を幅広く受けることができます。卒業論文は一つのテーマを深掘りすることが多いため、幅広く全コースの授業を履修することは一見遠回りに感じるかもしれません。しかし、様々な学問に触れたからこそ自分の興味が明確になります。そして、興味のある分野が決まった際には、思い切り深く学ぶことができる環境が教育学部にはあります。
2点目は、ある授業で聞いた「学ぶことの本質は変化である」という言葉です。コース選択の際、私は入学の前後で希望コースが変化していることに戸惑い悩みました。しかしこの言葉を思い出し、興味分野の変化は教育学部で真剣に学んだ証だと思えるようになりました。そして「現在の自分の興味は何か?」を大切にして、生涯教育開発コースで教育社会史を学びました。この言葉は社会人になった今でも大切にしています。
今振り返ると大学生活はまさに変化に富んだ4年間でした。そして私がこのように学び続けられたのは教育学部の先生方が学生一人ひとりに親身に寄り添い続けてくださったからだと思います。
入学前に教育学に興味を持っている方も、自分の専門科目を決めきれずにいる方も是非一度名古屋大学教育学部を選択肢に入れていただければ卒業生としてこんなに嬉しいことはありません。

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