公認心理師および臨床心理士対応について
公認心理師および臨床心理士をめざす方へ
名古屋大学心の発達支援研究実践センターの心理発達相談室は2018年度より国家資格である公認心理師資格養成のための実習施設であり、1998年度より財団法人日本臨床心理士資格認定協会の定める第一種指定大学院の臨床心理実習施設となっています。
名古屋大学大学院教育発達科学研究科心理発達科学専攻精神発達臨床科学講座(心理臨床科学領域)は、教育学部の学部教育とあわせて国家資格である公認心理師の養成を行っており、臨床心理士養成大学院指定第1種校に指定されています。その養成課程においては、学内の相談機関における訓練が義務づけられており、心の発達支援研究実践センターの心理発達相談室が、実習施設として認定をされています。心理発達相談室は訓練をうけた大学院生が中心となって運営し、公認心理師・臨床心理士の資格をもった9名の教員の指導を受けながら相談対応を行っています。
相談室の概要についてはこちらのページを参照してください。発達障害、不登校、非行、対人関係など、乳幼児~大人まで、多様なこころの相談を受け付けています。本人面接、保護者面接、子どもの面接(プレイセラピーを含む)、集団療法などを行っており、必要に応じて心理検査も行っています。名古屋大学では伝統的にアセスメントの体験を重視しており、学外実習も含め多様な心理検査を体験することが可能です。
また、心の発達支援研究実践センターには、発達障害支援プロジェクトを有しており、プロジェクトに所属する児童精神科医、公認心理師・臨床心理士も院生の指導を担っている他、指導員として学内の学生支援本部の精神科医、公認心理師・臨床心理士8名もスーパーバイズなどを担当、県内の関係機関の大学教員にも院生の指導にかかわっていただいています。大学院教育発達科学研究科の教員だけではなく、多くの専門家がバックアップをして養成・訓練を行っています。
また、本学は研究大学院でもあり、実践者の養成のみに限らず、指導的な立場の取れる専門家の養成や、実践を研究と結び付けて広く社会に貢献できる人材を育成しています。相談室の運営は、大学院後期課程の院生が中心となって主体的に進めており、数多くの研究会を通して学内外の専門家との交流や、共同研究も活発に行われています。